アスペル娘のママは50代

アスペルガーの娘と病気がちな50代ママの奮闘記

パニックにならずにすんだよ

 中学3年になるアスペルガーの娘は、昨年の5月の下旬から不登校で学校に行っていませんでした。ところが、今年の8月に娘の通っているデイサービスで先生から、「学校どうする?」と聞かれると、「行ってもいいよ。」との返事。早速学校の担任の先生とも話をして、9月の下旬から、週1日1時間ということで、私がいついていく形で学校に行くことになりました。

 

 はじめは緊張していた娘もだんだんと慣れてきたので、今月から週2日になり、基本的に水曜日と金曜日に学校へ行くことになりました。先生と話をした後、本を読んだり手芸をしたりして、1時間程度で帰ってきます。私がついていくのは水曜日だけで、金曜日は私が学校まで送っていき、私は先に帰ってきて、娘は一人で学校で過ごして帰ってきます。

 

 金曜日も学校まで送っていき私は先に帰宅。家で待っていると、「ただいま!」の声が…わたしが、「おかえり。」と言うと、部屋に入ってくるなり、「今日は読みたい本を持っていくのを忘れて、大変だった。」と言うではありませんか。よく聞いてみると、読みたい本を忘れてしまったことに気が付き、テンパってしまったのだそうですが、それとは別の本がかばんに入っていたので、その本を我慢して読んで、パニックにならずにすんだのだそうです。

 

 それと娘はタルパにハマっていて、その中のタルパの一人が、「しょうがないやん。忘れたものは忘れたんやし。」と言ってくれたからパニックにならずにすんだ…とも言っていました。

 

 今までならパニックになって、あるものすべてを投げ散らかして大声で叫んでしまっていた娘がパニックにならずにすんだなんて…娘の成長を感じた一日でした。これからも今日のようにテンパってしまった時に、パニックにならずに過ごせたら…と願っています。